更年期とアロマテラピー

女性のライフサイクルでどうしても避けられないのが更年期の期間です。
一般的には閉経の前後10年間、だいたい45歳くらいから55歳くらい、ともいいますが個人差が大きく、早くからおとずれる人もいたり、期間も長かったり短かったりと様々です。
症状も人によって、酷く症状が出る人もいれば、まったく症状もない人も。
ホルモンの関係で起こる更年期症状なので、その時のストレス状態によっても変わってくるかもしれません。


アロマテラピーは更年期の不定愁訴にとても有効です。
植物の成分の一部に女性ホルモンのエストロゲンと構造が似ているものがあるといわれています。
閉経に向けてエストロゲンが減少していくことでホルモンのバランスが乱れて不定愁訴が起こるので、症状の緩和にエストロゲン様作用のあるアロマが期待できるのではないか?ということです。。
エストロゲン様作用をもつアロマの代表格が「クラリセージ」。
「クラリセージ」の「スクラレオール」という芳香分子がエストロゲンと似た構造をもつといわれています。また「サイプレス」の「マノオール」という芳香成分も同様です。

他にもストレスを軽減することによりホルモンバランスを整えていく方法もあります。
「ローズ」「ゼラニウム」「イランイラン」「ネロリ」「ラベンダー」など
リラックス系であり女性性を高めてくれるアロマなどが有効です。

また不眠障害が大きく出ている場合は
「マジョラム」や「ネロリ」「ラベンダー」
など、眠りにいざなってくれるアロマを中心にブレンドしてくと良いでしょう。

もちろん、その時に嗅ぐ香りで心地よい香りが一番良いので、好きな香りの中で効果効能を考えブレンドしていくと良いと思います。

決まった精油が万人に効果があるものとはいえませんが、個人の症状や体質などから効果のあるアロマを見つけて更年期症状を少しでも緩和できれば良いですね。